4月だから、おひなまつり ~兵庫県・猪名川町~

更新日:2020/04/09

猪名川町の4月の風物詩といえば、“おひなまつり”。

4月におひなまつりをする伝統が今も残るこの地域ならでは、

雛人形を桜や菜の花と楽しむことができます。

おひなまつりの会場は、1903年に建てられた茅葺屋根の静思館。

国の有形文化財に指定されています。

ピンクのぼんぼりで、おひなまつりムード全開。

時代をさかのぼり全国津々浦々、さまざまなジャンルのおひなさまが集まっていました。

フェルトでつくられた“つるし雛”

私が会場で一番心惹かれたのが

フェルトでつくられたシンプルかわいい “つるし雛”。

ひとつひとつのモチーフには、たくさんの願いがこめられています。

花 : お花のように可愛く育ちますように

柿 : 福や幸せを“かき取る” 栄養価が高く滋養があることから子供の健やかな成長を願う

鯛 : 暮らしの中におめでたい日がたくさん訪れますように(赤い色には魔除けの効果)

ネズミ : 金運に恵まれ、食に困りませんように

ウサギ : 赤い目に魔除けと護身の霊力があります

サル : 病や災いが去る

モモ : 花、葉、種すべてに薬効があるモモ。邪気・悪霊を払い、延命長寿の願

<< 参考文献: つるしびな大百科 http://www.tsurushi.jp/imi/index.html >>

こどもが成長するにつれて、ひな人形を出すのが億劫になりがちですが

つるし雛で簡単におひなまつりがもっと楽しめそうな予感。

あたらしい発見でした。

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