ママバッグが赤ちゃんの災害用非常袋に【ママ防災対策】

ママバッグが赤ちゃんの災害用非常袋に【ママ防災対策】
更新日:2020/01/24

赤ちゃんのおでかけに必要なアイテムが入ったマザーズバッグは、 もしもの地震や災害にも大活躍します。 また、いつも使っている日用品をすこし多めにお家でストックして、万が一の状況でもいつものアイテムから安心を感じられます。

おでかけから帰ってきた後は、使った分をマザーズバッグにすぐ補充。いつでも持ち出しやすく用意しておきましょう。

災害対策になるマザーズバッグの中身

  • おむつポーチ(おむつ、おしり拭き)
  • 授乳ケープ
  • お着替えセット
  • スタイ
  • タオルやガーゼハンカチ
  • ビニール袋
  • 母子健康手帳と保険証
  • ブランケット
  • おもちゃ
  • おくるみ
  • ミルクor離乳食セット

粉も液体も市販ミルクに慣れておこう

災害時は、精神的な不安や体調不良からいつもより母乳が出ないことや、“いつもの温かいミルクを哺乳瓶であげる”ことも難しい可能性があります。子どもの体調や成長に合わせてすこしずついろんな市販ミルクを試し、急な災害や被災もミルクの不安を減らすことができそうです。

災害時の粉ミルク

良い点

  • 必要量を作れる
  • 温かいミルク
  • アレルギー対応品あり

気になる点 (断水・停電時)

  • お湯・水が必要
  • 哺乳瓶の消毒

粉ミルク派の赤ちゃん

赤ちゃんによりますが、低月齢の時は温かいミルクの方が飲みっぷりが良く、冷めてくるとあまり飲んでくれないことがありますよね。液体ミルクを容器ごと温めればいいのですが、粉ミルクが作れず常温の液体ミルクしか飲ませられない場面も想定すると、赤ちゃんの成長やその日の様子に合わせてすこしずつ液体ミルクや常温にも慣れておくと助かりそうです。

アレルギー対応品は救援物資として届くのに時間がかかり、量も限られている場合があるので、備蓄意識をもってストックしておくと安心です。

災害時の液体ミルク

2016年熊本地震でフィンランドの支援物資として注目を集めた液体ミルク。日本でも液体ミルクの規格が整えられ、2018年8月日本メーカーから液体ミルクの販売がはじまりました。多発する自然災害の対策に、液体ミルクの備蓄が各自治体で行われています。

現在日本メーカーの粉タイプシリーズの液体ミルクが、紙パックタイプと缶タイプで発売されています。

良い点

  • すぐに飲ませられる
  • 使い捨てで衛生環境の確保
  • 子どもによっては、紙パックのストローで飲める
  • 紙パック専用乳首/缶はアタッチメントで一部メーカー装着可能

気になる点 (断水・停電時)

  • 常温または容器ごと温める
  • アレルギー対応品なし ※現時点
  • 子どもによって1本の内容量が少ない・多すぎる
  • 飲み残しは廃棄
  • 賞味期限は、6ヵ月~1年

支援物資で受け取った時のことも想定して、日常使い。

麦茶やお水、離乳食など、常温のものを口にすることに慣れてきた頃だと、液体ミルクも常温で飲むことができそうです。 自治体や各地からの救援物資で支給される確率が高く、飲み切りで衛生面も配慮できることを考えると、日頃から慣れ親しんだアイテムになっている方が安心できそうです。

近くの病院へ行く時は粉ミルク、遠方のおでかけは液体ミルク。など、その日のスケジュールに合わせておでかけ準備をしてみると、マザーズバッグの荷物量も調整できますしおすすめです。

離乳中のベビーフードも種類を試してみる

市販ミルク同様に、赤ちゃんが好んで食べるベビーフードを知っていると心強いですよね。災害時は、スプーンやフォークにラップを被せ、食べ終わった後にラップを外せば、洗う必要がなくまた使えます。

お水やおむつ、おしり拭きはローリングストック 

普段使いの日用品をすこし多めに買っておき、つかった分だけ買い足す備蓄の仕方“ローリングストック”。サイズアウトが不安なおむつは、大人の簡易トイレとして代用もできますし、サイズの合う赤ちゃんがいるご家庭に譲ることもできます。同様に、女性用のナプキンは傷の止血や嘔吐処理などで多用遣いができ、着替えや洗濯がままならないときはおりものシートの交換だけでも衛生面を考慮できるので、生理用品もローリングストックの対象になります。

【参考文献】

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